JR東日本様との共同開発製品「Railway-Eye」の新バージョン5.2をリリース開始しました。

この度、株式会社富士テクニカルリサーチと東日本旅客鉄道株式会社は、2024年7月4日に3次元データ処理ソフトウェア「Galaxy-Eye」に鉄道向けの処理機能を搭載した「Railway-Eye」の新バージョン5.2をリリース開始しました。

「Railway-Eye」は、レールや架線等の鉄道設備の3次元計測データを基に、設備のモデリング・離隔や設備間の距離計測・シミュレーションを行うことのできるソフトウェアで、鉄道設備の計測・設計業務のDXを推進することが期待できます。
本アップデートで以下の機能を実装しました。
(1) ならい測定
新設工事や保全管理の際に一定間隔で寸法計測作業が必要でしたが、本機能を利用することで寸法を自動抽出し、現地作業者の省人化・PC上での作業省力化が期待できます。
(2) 信号機等の見通し確認機能
従来、信号機や標識等の新設・改良工事の際、運転士の視点から見通し確認を行う為、夜間線路内に脚立を設置し、多くの人工を要して運転席目線を再現・作業しておりましたが、当該機能の活用により既設設備の点群データならびに新規設備のBIMモデルの支障確認及び設置位置検討が机上にて可能となります。これにより夜間作業や人工の削減が期待できます。
(3) 電車線設備設計支援機能
「Railway-Eye」にてモデリングした電車線設備から平面略図や装柱図を自動作成が可能です。また装柱の新設・撤去・支持替等を平面略図上で編集・設計ができ、、工事のステップを可視化することが可能です。これにより、更なる詳細設計や工事計画の際の書類作成の簡略化が期待できます。

詳細は以下のURLからご確認ください。
製品Webサイト:https://ftr.co.jp/products/railway-eye/

■お問い合せ先
株式会社富士テクニカルリサーチ 担当:宗方・茂田
電話: 045-650-6650
Mail: seminar@ftr.co.jp