3次元計測で点検・設計をデジタル化

バラつきのない寸法測定 / 現地の再計測不要 / 高所も正確に測定 / シミュレーションまで可能

Railway-Eyeは、3Dレーザースキャナによって取得した点群データを基に、鉄道設備の3Dモデリング、測定、シミュレーションを行うことができます。
現地の点群データと3Dモデルを活用した設計・点検のデジタル化により、大幅に業務の効率化を実現することができます。

従来の測定方法
生産性を高める抜本的な改革が必要
  • 多くの人力作業
  • 線路内での作業
  • 人によるバラつき
  • 計画変更による再計測
  • 大型の測定機器
3D計測+データ処理
生産性・精度向上、多様な計測に対応
  • スキャンはボタンを押すだけ
  • 線路外・日中でもスキャン可能
  • 誰でも高精度な計測値
  • いつでも机上で再計測可能
  • 必要なのは小型スキャナと三脚のみ

Railway-Eye機能紹介

鉄道業界のエンジニアリング業務を効率化する機能をご紹介

トロリー線高さ・変位測定

点群を基にレール・装柱・架線を抽出しモデル化を行う事ができ、モデルデータから軌道中心を利用したトロリー線高さ、変位を求めることができます。

軌道中心からのトロリー線高さと変位
わたり線装置測定

当該レールと架線を選択するだけで、代表測定位置の高低差などを自動で抽出します。平面と3Dの両方で確認できるため。周辺設備との干渉確認も可能です。

わたり線寸法(3D)
わたり線寸法(略図)
線路設備の自動モデリング

点群データ内でルートを指定するだけで、レール・装柱・架線を自動認識・モデル化します。計測点群が薄い場所のモデル化や修正も手動モデリング機能で迅速に対応可能です。

レール・架線・装柱を認識しモデル化
レールのカント・スラックにも対応

レールのカントも忠実に再現されたモデルから寸法を計測することができます。
また、スラック値を指定してモデル化することも可能です。

レール編集画面
レール断面(点群+モデル)
軌道中心のモデル化

レールのモデル化では、軌道中心も同時に算出され、各種寸法計測に軌道中心を利用できます。

レール中心のモデル化、レール断面図(モデル)
信号機・地上子のモデル化

点群データから信号機や地上子のCADモデルを作成可能です。簡単な操作で規格通りのモデルを作成できます。

信号機モデル
地上子モデル
信号機・地上子間距離測定
Railway-Eyeの機能でモデル化された地上子、信号機を選択するだけで、軌道中心距離を算出することができます。信号機・地上子の位置関係略図も作成可能です。

Railway-Eyeの機能でモデル化された地上子、信号機を選択するだけで、軌道中心距離を 算出することができます。信号機・地上子の位置関係略図も作成可能です。

電車線移動範囲のシミュレーション(温度・風速変化シミュレーション)

温度・風速の範囲を入力するだけで、電車線の温度変化(または張力変化)、風速の変化による電車線の移動範囲を瞬時にシミュレーションし可視化できます。

移動範囲の算出と同時に、張力も自動算出されます。各条件における張力確認と記録を素早く、正確に実施できます。
架線支持部材の断面図作成

モデル化したデータを基に架線支持部材の断面図を作成し、各種寸法計測の実施が可能です。点群から形状認識されたCADモデルを用いて寸法測定を行うため、作業者によって測定位置・測定値がバラつくことなく、再現性の高い寸法計測を常に行うことができます

建築限界(干渉チェック)

3D点群データを基に建築限界、ホーム限界などを確認しながらの干渉チェックが可能です。干渉する箇所は、3Dデータ上で色付け表示などもできるため、視認性が非常に高い確認方法となります。

ホーム限界計測
ならい測定

基準のキロ程を指定し、断面上の施工基面などの寸法測定位置を指定することで対象物・対象箇所の軌道中心からの高さ・離れを一定の測定ピッチにて寸法測定可能です。

断面位置と寸法測定箇所を指定
レール上に沿って一定間隔で寸法を抽出
信号見通し確認機能

モデル化した信号機とレールを利用して走行時に信号が運転手の目線から問題なく目視できるかをシミュレーションすることができる機能です。レール上の各位置で信号機の視認具合を評価できます。

レール上各位置での信号見通し支障率
運転手目線及び対象信号の見通し状況を同時に確認可能
電車線設計支援機能

「Railway-Eye」にてモデリングした電車線設備から平面略図や装柱図を自動作成が可能です。また装柱の新設・撤去・支持替等を平面略図上で編集・設計ができ、工事のステップを可視化することが可能です。これにより、さらなる詳細設計や工事計画の際の書類作成の簡略化が期待できます。

レール・架線・装柱を認識しモデル化。電線設計支援機能による平面略図・装柱図の自動作成

推奨動作環境/仕様

オリジナルファイル GLW, GLP
点群データファイル PTX, FLS/FWS, ZFS, E57, LAS, DP, PTS, TXT, PLY, OBJ
形状ファイル STL, PLY, OBJ, VRML
3D-CADファイル(※1) IGES, STEP, ACIS(.sat, .sab), CATIA V4/V5, Parasolid, NX
位置合わせ用ファイル DXF(2Dラインデータ)
各種定義ファイル TXT 他

※1 オプションとなります。

オリジナルファイル GLW, GLP
3D-CADファイル DXF, IGES, IFC, ACIS(.sat, .sab)(※2)
形状ファイル STL
EYECAD@用出力ファイル XML
構造解析用ファイル NAS
各種定義ファイル TXT
画像ファイル PNG, BMP
動画ファイル AVI
点群データファイル PTX, PTS, E57, LAS, DP, TXT, PLY .OBJ
積算情報ファイル CSV
足場数量ファイル CSV

※2 オプションとなります。

CPU Core i5,Core i7,Core i9,Xeon (4コア以上)
メモリ 16GB 以上
ストレージ 256GB 以上(SSDを推奨)
グラフィックボード OpenGL 4.5対応 以上(メモリ 2.0GB 以上を推奨)
OS Windows 10 Pro (64bit), Windows 11 Pro

Railway-Eyeをもっと知る

\お客様の課題に親身に寄り添って解決のお手伝いをいたします/