既存製品形状を基にしたCAE解析によるベンチマーク支援
リバースエンジニアリングによる既存製品のデジタル化の使いどころの一つとして、他社製品を用いたベンチマークがあげられます。自社製品と他社競合製品を比較分析することで、性能比較や他社の設計傾向を把握し、自社設計にフィードバックすることが可能です。他社製品形状を用いたCAE解析にてベンチマークを行う場合、既存の他社製品の3Dスキャンを行い、取得した3D形状をもとに解析モデルを作成しCAE解析を行う必要があります。FTRでは20年以上にわたり、培ってきた3D計測及びCAEのノウハウをもとにしたこの3D計測から解析までの一連の流れを一貫してご提供することが可能です。
課題
他社製品を用いたベンチマークを目的としたリバースエンジニアリングおよびCAE解析では以下のような課題があげられます。
- 要望のCAE解析を前提とした3D計測技術が求められる
- 3D計測データ特性を考慮した解析モデル作成が必要になる
- 短時間で分析結果を設計にフィードバックする必要がある
フロー
1. 既存製品の3Dスキャン
お客様の要求に最適な3Dスキャン機器を選定し、既存製品のスキャンを行い点群データ or STLデータを取得します。
2. MirageShapeによる3DCADモデリング
取得した形状データから3DCADモデリングを行います。目的のCAE解析に適した特徴線を作成できるので、解析メッシュを考慮したモデリングが可能です。
3. 各種CAEソルバーによる解析・可視化・分析
熱流体、構造解析や連成解析などご要望に応じた解析ソルバーにて解析を行います。
計測から解析・分析までワンストップでサービス提供可能
弊社では、リバースエンジニアリングサービスからCAE解析サービスまでをそれぞれ専任のエンジニアが担当することで、高品質で一貫したベンチマーク支援のご提供が可能です。
- 経験豊富なCAEエンジニアによる解析サービス
- 多種多様な計測器、計測に精通したエンジニアによる計測サービス
- 自社ソフトウェアによる高品質なモデリングサービス
- 複数機器投入や並列対応など、各工程で連携し、スピーディに対応可能
