※所属部署・役職は撮影当時のものです


FTRに入社しようと決めた動機やポイントはどのような事でしたか?

 分かりやすいきかっけとしては、3Dレーザー計測や光ファイバセンシングなどのコンテンツに興味を持ったことです。ただ、そもそも「正確に現状を把握する」ということは全ての事においてまず基本的に必要な要素だと思いますのと、物事の良し悪しの評価するためにもまず「計測」してその現状を正確に把握ができないとそもそも実現しませんし、本当の問題点が何なのかというのは計測しないと辿り着かない訳です。なので、もちろん仕事の側面のみにおいては勿論ですが、私は物事の全てにおいて正確かつ適切な「現状認識」を踏まえた「考察」を追求したいと考えています。


「計測」の重要さを生きるうえで重視しているという事ですね。

 あらためてそう言うと大袈裟に聞こえるかも知れませんね(笑)。ただ、人類の進化について考えたとして、もちろん生物的に長い期間をかけて自然に進化してきた側面も多いと思いますが、特に近年の科学技術の進化みたいなものについて言えば、計測が可能であるが故にその速度が速まっていると認識しています。生産性も計測し得るからこそ向上しますし、機械の性能を表すものも数値化して計測可能だからこそですし、身近な事で言えば人類が100mを走るのに最速何秒必要かだって計測し得るが故の進化の速度が加速する訳ですよね。だからFTRが、「現状をちゃんと見る」ための「計測」をするための最先端の技術を持ち合わせている事が凄い事だなと感じています。


実際に入社してみてどんな印象ですか?

 正直な感想としては、思っていたよりも様々なバックグラウンドの人がいるなという印象を受けました。私は環境理工学部出身で、大まかに説明しますと、環境負荷の低いものを作るにはどうすればとか、環境に優しいシステムを構築するにはどうしたら良いのかとかの学問です。研究室では半導体工学を学んでいて、半導体デバイスって製造するにあたっての環境負荷がとても大きいものだったりするのですが、その製造過程のなかでレーザーを利用して計測したりするのでそれで計測に興味を持ったりした訳ですが、同期だけでも「醸造を学んでいた人」とか「3Dモデルを作って遊ぶ人」とか「漫画を描いている人」など、様々すぎて意外でした(笑)。


入社後はどのようなことを担当されてきましたか?

 入社以来、主に耐震解析業務を担当しており、「物を支える構造物」を解析・評価してきました。また、評価対象であるこれらの構造物は数が多いため、社内向けのツールを作成し、業務の効率化にも取り組んできました。現在も同じ耐震解析業務になりますが、最近は週2回ほど都内にあるスーパーゼネコンである取引先のオフィスに出社してより上流の耐震解析業務に携わっています。そこでは非線形解析を行って建物の鉄筋コンクリートの性能評価をしているのですが、さすがのトップの頭脳の方々との仕事なので、日々その技術レベルの高さを刺激的に感じながらでもあり、とても充実しています。


同僚や先輩から刺激を受けた事などはどんなことですか?

 それはもう特に1つ思いつく事がありまして、FICに居る方なのですが、とにかくお客様との会話や折衝の場面が本当に上手い方でして。会話の中で双方の認識を丁寧にすり合わせていくのですが、それはもう芸術的なほどに上手くって(笑)。
 あと、今はAIでの画像認識の技術を開発している先輩が、数学の話をものすごく面白そうに語ってくれるのですが、そういう人達との普段の会話も特に面白くて、日々刺激になっています。これからもそういう刺激的な仲間が増えていったりする事は楽しみですし、新しい力にも是非期待したいと思っています。