※所属部署・役職は撮影当時のものです


FTRに入社しようと決めた動機やポイントはどのような事でしたか?

 大学で学んだ物理学を活かしたいと思って就職活動していまして、製造や設計、企画などで企業を探しておりました。
2年生や3年生の時点で多少調べたりもしていたのですが他の大手では技術的な事に携わるまでに遠回りする印象で、FTRは技術的な事にすぐ携われるという事を知り、自分としてもそのほうが希望だったので入社を決めました。


実際に入社してみてどんな印象を持ちましたか?

 会社説明会の時点では、会場にFTRが提供している計測機器などのポスターがあったためその計測機器を扱うメーカーという印象が強まったのですが、実際に入社して業務が始まると「技術コンサルタント」としてお客様の抱える課題に合わせてひたすら解決方法を模索していて、そのためにも幅広い知識が必要な仕事だなと強く感じました。


FTR入社後はどのようなことを担当されてきましたか?

 入社以来、耐震評価や構造解析を担当してきています。ほとんど異動もせずこれだけ長くやっているのは比較的珍しいほうかもしれないです(笑)。
 最近は流体解析業務も多く、自動車関係や工場の空調改善などがあります。大きな工場になると幅が100m以上もある工場とかが普通にある訳ですが、工場内って様々な機械類が熱を発するために特に夏場の温度環境が容易に悪化しやすいので、労働環境改善策などのご要望も多かったりします。最近は現場を見れば計測前からだいたいの気流については分かるようになってきました(笑)。


業務で印象的な事象や勉強になった事などはどんなことですか?

 特に強く感じたことは、“現場ならでは”“実機ならでは”という課題があるという事です。
解析条件の取得のために現場計測に同行した際に知ったのですが、工場って多くの場合、配置図だけしかなかったり、もはや配置図通りに機械類が置かれていなかったりという事が頻繁に発生します(笑)。
そして図面に記されている機器のスペックから全ての条件が出せる訳でもなく、そうすると現場でサーモカメラを使って機械類を撮り実際の温度を測ったりもして、正確な条件設定をしてから解析をかける訳です。さらには現場で話を聞くと、「そこでスポットクーラー使ってるよ」なんていう話も出てきたり(笑)、現地・現物って大切だなと。


仕事の中でやりがいに感じていることや特に楽しんでいることはありますか?

 担当している業務の特性上、お客様の困りごとを直接拝見して解決案を模索している訳ですが、実際にその課題が改善していく事を一緒に感じられる点はまさに技術コンサルとしてのやりがいだと感じます。
あと、「実物」を見られるのはやはり楽しいです。リチウムイオン電池にわざと釘刺したりしての爆破解析をやったときなんかは、「こんな爆発の仕方するのか!」と衝撃でした。あ、もちろんそれは「爆発させない」ようにするための開発に用いる解析ですし、安全基準を作成するためのテストです(笑)。


どのような人にFTRをオススメしますか?

会社の雰囲気としてはとても仕事がやりやすいと思うので、特に自分で主導的に仮説を立てたり考察を深めていったりと、上司にもどんどん相談してうまく協力してもらったり、とにかく自分の力をフルに活かしていける充実感というか楽しさが間違いなくFTRの魅力だと感じます。
幅広い職種や業界の方とも関わりますし、その技術が世の中にどう影響していくかを感じられる環境でもありますので、自分で考え課題を解決するのが好きな方には向いている仕事だと思います。